整体の技術だけで学んでも開業は失敗する

整体の技術と人を集める技術は別物

整体をやろうと思い立った人のほとんどは商売の経験がない人だと思います。商売の経験がある人はここで言うことは恐らく肌で感じているでしょう。

まず、大前提として頭にたたき込んでおいて欲しいことは

「人の痛みをなおす技術と人を集める技術は全く別のもの」

ということです。

ありがちな考えは「腕が良ければ繁盛する」 というものですが、これは全く間違っています。

腕が良いだけでは絶対に繁盛しません。

とっても大切なのでもう一回書いておきます。

腕が良いだけでは絶対に繁盛しません。

必ず集客・マーケティングの知識が必要です。たまに「そんなこと学ばなくても繁盛してるよ」という人がいますが、それはもともと商売のセンスがある人です。ナチュラルで人を集める行動ができているんですね。

そういう人はまったく羨ましい限りです(苦笑)

もし、あなたが商売のセンスがある天才だという自信があるなら整体の技術だけを集中して学ぶことでうまくいくと思います。でもそういう自信が無いなら、かならず整体の技術と平行して集客・マーケティングの知識も学んで下さい。

整体学校を選ぶときは、整体と集客の両方を教えてくれるところが理想的です。

ただ、今は整体院の集客に関しては変化が早いこので、こういった学校のカリキュラムだと時代遅れになっている可能性もあります。今では集客に関しては多くの情報が出回っていますし、専門のコンサルタントもいます。ですので、そちらを利用した方がよい可能性もあります。

整体師は2つの顔を持つ必要がある

整体師を独立開業すると、特に最初の間は何でも自分でやる必要があります。そのときに大切なことが2つの顔を持つという意識です。

一つは職人の顔。

整体という技術を提供するということは常に上を目指して技術にこだわる職人気質が大切です。人の体はまだまだ分からないことだらけです。学校で学んだ知識・技術だけで全て患者さんに対応することはまずできません。

常に学び続け技術を磨く意識、そして最高の技術を患者さんに提供するというプライドが必要です。

まぁ、これはプロとして仕事をする上で当たり前といえば当たり前のことですが・・・

もう一つは経営者としての顔です。

整体院を継続して営業していくためには売上げが上がらなければなりません。そのためには経営者として事業の方向性を決めたり集客戦略を考えたりする必要があります。

先ほども書きましたが、何も考えず施術だけして成功する人は本当に希です。また、たまたまうまくいったとしても、環境の変化(近所に別の整体院ができたなど)によって突然ダメになったりします。

整体院を開業するというのは立派な一つの事業ですし、あなたは個人事業主になります。ですから自分は経営者でもあるんだという意識をしっかりもってください。