院長のキャラクターや整体院のコンセプトが伝わる施術室を目指す!
「施術室を作るぞ!」と考えたときに何も考えてないと整骨院や病院のような雰囲気をイメージしがちです。マジメな人ほどそういう傾向があるような気がしますが、少し待ってください。
病院のような施術室は没個性のつまらない部屋になってしまいます。これは個人のキャラクターを売っていく整体院にとっては致命的です。施術室さえも口コミのネタになるように仕込むことが大切です。
そのためには、院長のキャラクターを強く出すべきで、「整体院はこうあるべき」という変な枠を取り払って自由にやってもらうのがよいです。
例えば、私の場合はロードバイクが趣味なので玄関や施術室に乗らなくなったロードバイクを飾ってたりします。それだけでも患者さんとの話題作りになったりします。
知り合いの例では、ハワイが好きでハワイアンな置物とかタペストリーなどを設置したりして南国風な雰囲気を出している人もいます。
このように、自分の趣味や好みを上手く反映させて話題作りや口コミしやすい場をつくるという意識をもって施術室のコンセプトをねってください。
ただし、それなら・・・と例えばあなたがアイドルオタクだったとしてアイドルのポスターを貼りまくった施術室を作ったとしましょう。アイドルの楽園のような整体院というコンセプトです。
恐らく、この整体院に来る患者さんはかなり絞り込まれた人になるでしょう。
アイドルオタク専門の整体院にするんだ!という強い信念があればよいのですが、普通に成功したいなら一般に広く受けるようなコンセプトにすることをオススメします。こういった趣味に関しては自分一人だと冷静に判断できない部分もあるので、第3者の意見(特に女性の意見がよい)を聞いて判断することをオススメします。
一般的にはスポーツや国・風土などで趣味を出すの無難だとは思います。
整体院っぽい雰囲気を演出する
上に書いた通り、あなたや整体院のキャラクターを印象づけるインテリアは必ず用意したいのですが、整体院ぽっさを演出するインテリア・小物も用意することを忘れずに用意しましょう。
あまりに整体院っぽくなさすぎると患者さんは違和感を感じてしまいます。「整体院に来たんだ」と安心してもらえるレベルの整体院っぽさは演出するようにしましょう。
その時に役に立つものは次の3つです。
- 解剖図のポスター
- 骨格模型
- 難しそうな専門書が並んだ本棚
こういうものが置いてあると、部屋に入った人が「あ、ここは整体院なんだな」と判断しやすいです。もう少しくわしく見てみましょう。
解剖図のポスター
下の写真のようなものです。多分A1サイズだと思いますが大きいヤツです。私は筋肉と骨格と自律神経の3つを、患者さんが入室したときに目に入る壁に配置しています。高いところに貼ってあるので実際に読む事は無いですが雰囲気がでればそれでよいのです。
骨格模型
これがあるだけで、グッと専門性が増したような雰囲気になります。私はいろいろな理由で今は脊椎模型しか持っていませんが、場所的な余裕があれば全身骨格模型がオススメです。雰囲気作りには最強ですし(笑)患者さんへの説明にも使えますからね。
他にも関節個別の小さな模型がいろいろと販売されています。こちらも置くスペースに余裕があれば並べておくだけでいい雰囲気になりますよ。
専門書がならんだ本棚
読んだ読まない関係なく、患者さんによく見える位置に本棚を配置し難しそうな本を並べてください。ハードカバーでよく意味が分からないカタカナや漢字が並んだ本などは最高ですね(笑)
そうするだけで「よく勉強しているんだな」と患者さんが勝手に想像してくれます。あ、もちろんそういう専門書は整体の勉強にも必要ですからね。どうせ買ったんだったらインテリアとしても有効に使いましょうね、という話です。
清潔感と第3者の意見を忘れないように
最後に当たり前のことですが、清潔感は大切にしてください。患者さんが体を預ける場所ですから、不潔なイメージを持たれると致命的です。
新しい物件なら壁紙や床もキレイなのでマメに掃除をしておけばよいですが、古い物件の場合は注意が必要です。
壁に大きなシミや剥がれがあったら解剖図のポスターで隠すとか、カビなどが生えていないかチェックするなど気を遣いましょう。ピカピカにする必要はありあせんが、不潔感を感じる部屋はいけません。
この清潔感も個人の感覚でかなりレベルがちがいます。特に男性の場合は鈍い人も多いのできれい好きな女性にチェックしてもらうことをオススメします。
施術室は院長のキャラクターが強くでる場所ですから、どうしても独りよがりなインテリアになりがちです。第3者のチェックを忘れないようにしましょう。あなたが快適な部屋ではなく、患者さんが快適な部屋にすることが大切ですからね。